長子の権利

解説

ヘブライ人の家庭で長男がもっていた特別の権利。父親が死んだとき、長男は、父の全財産のうちから、他の兄弟の2倍を相続しました。長男はまた、家族全体にかかわる決断をする権利がありました。エサウは、一杯のスープと引き換えに、その長子の権利をヤコブに売り渡してしまいました。

ヤコブは言った。「まず、お兄さんの長子の権利を譲ってください。」「ああ、もう死にそうだ。長子の権利などどうでもよい」とエサウが答えると、ヤコブは言った。「では、今すぐ誓ってください。」エサウは誓い、長子の権利をヤコブに譲ってしまった。(創世記25:31-33)

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