キリスト教の葬儀で「真珠」をつけても良いのでしょうか。
多くの方が、仏式の葬儀に慣れており、真珠とキリスト教がうまく結びつかないケースも多いのです。
今回は、キリスト教葬儀と服装をテーマに特に真珠について解説します。
キリスト教と真珠|仏式の場合は?
仏式葬儀の場合、基本的にアクセサリーは控えます。
ただ、真珠は「涙」を象徴し、故人への哀悼の意を表すため例外的に推奨されています。
真珠のイヤリングやピアスは小さく、揺れないデザインが適切とされ、控えめな色合いで光沢の強すぎないものがマナーとされています。特に白い一連のネックレスがよく選ばれます。二連以上は「不幸が重なる」とされ避けるのが礼儀です。
また、ネックレスが長すぎると「悲しみが長引く」印象を与えるため、控えめな長さが望ましいとされています。真珠のサイズも7~8mm程度が最適で、大きすぎるものは華美に見えるため避けたほうが良いでしょう。
キリスト教式は真珠をつけても問題ない
キリスト教式の葬儀においても、真珠の着用は特に問題視されません。
仏式での習慣に慣れている方は、キリスト教式の葬儀に真珠を着けていくことに不安を感じるかもしれませんが、一般的には失礼にはあたりません。
そもそも、キリスト教の葬儀は故人が天国へ旅立つことを祝う場とされているため、悲しみを強調するようなマナーにはそれほど厳格ではありません。
ただし、華美すぎない装いが望ましいため、適度に控えめなスタイルを心がければ問題ありません。
過度に厳格なマナーを意識する必要はない、という点を頭に置いておくとよいでしょう。
キリスト教葬儀と真珠 まとめ
今回は、キリスト教葬儀における真珠の扱いについてご紹介しました。
何よりも大切なのは心からの弔意です。服装やアクセサリーのマナーは、基本を押さえれば問題ありません。
キリスト教の葬儀は、仏式とは異なり、厳格な規則やマナーが求められるわけではありません。真珠のアクセサリーも、華美になりすぎず控えめであれば失礼にはあたりません。
むしろ、故人への哀悼の意を込めて選んだ装いが大切にされる場です。
今回の記事が、キリスト教式の葬儀に参加する際の参考になれば幸いです。心を込めて送り出す気持ちを大切にしましょう。