妊婦とお葬式にまつわる迷信には、昔から伝わるいくつかの風習があります。
これを聞いた人は、信じているわけではなくても、どこか不安を感じることが少なくありません。
また、伝える側は『赤ちゃんに悪影響が及ばないように』との親切心から助言しているつもりでも、それを否定されると怒りを覚える場合もあり、面倒だなと感じる人もいるかも知れません。
ここでは、妊婦が葬式で鏡を入れない場合にどうなるのかといった迷信について詳しく解説します。
妊婦が葬式に鏡をお腹に入れなかったら
妊婦が葬式に参列する際、「赤ちゃんが霊に連れて行かれる」などの迷信があります。
しかしこれはあくまで迷信です。
お腹に鏡を入れることで邪気を払うとされていたり、忌み返しといって手鏡を腹に巻きつけて、鏡には穢れを跳ね返す力があるということだそうです。
たまに葬儀社の方がいうケースすらあるのですが、謎の迷信に惑わされる必要はありません。
それだけにとどまらず、妊娠中に親族が亡くなると、その赤ちゃんが亡くなった親族の生まれ変わりだと迷信攻撃をしてくる人もいます。
しかし、いずれにしろ迷信です。これらの迷信は地域や文化によって異なりますが、妊婦が葬式に参列する際には、これらの迷信を心配して行動してしまうことは非常にメンタルに危険なことなのでやめたほうがよいでしょう。
妊婦が葬式に出ない方が良いの？
妊婦が葬式に出席するのは避けるべきだという迷信があります。
この考えには、死を不浄なものと捉える文化的背景や、身重の妊婦を守ろうとする配慮が含まれていると考えられます。また、現実的に考えても、妊娠中は体調が不安定になりやすく、葬儀の場で身体的負担がかかる可能性もあります。
さらに、無理に参列して体調を崩してしまうと、かえって周囲の方々に心配をかけてしまうこともあるでしょう。そのため、参列するかどうかの判断は、「迷信を基準にするのではなく」自身の体調やご家族の意向を踏まえ、慎重に行うことが大切です。
妊婦が葬式に出席してはいけないという考えは、迷信にすぎないことは覚えておきましょう。
キリスト教葬儀なら妊婦も大歓迎！
これまでの話は、主に仏式や神式の葬儀における迷信や習慣に基づくものでした。
一方で、葬儀にはキリスト教式もあります。キリスト教の葬儀は、故人の魂が天へ帰るという祝福の意味を持ち、希望と感謝の気持ちをもって送り出すものです。
そのため、死を不浄なものと見なす考えはなく、妊婦が参列することに対しても全く問題視されません。むしろ、そのような心配を抱く必要がないのが特徴です。
キリスト教葬儀に興味があれば、選択肢として検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
今回は、妊婦が葬式で鏡を入れなかったらという謎の迷信に惑わされないことが大事だということを解説しました。
つまり、葬儀に関する迷信の多くは、古い風習や誤解に基づいており、現代では必ずしも従う必要はありません。特にキリスト教の葬儀では、迷信や不安にとらわれることなく、心穏やかに故人を偲ぶことができます。
もしキリスト教葬儀に関心がある方は、教会や専門の葬儀社に相談してみると良いでしょう。安心できる雰囲気の中で、大切な人を静かに送り出すための参考になるはずです。
