洗礼

解説

イエス・キリストを心で信じた人が、神の家族の一員であることを示すために、洗礼を受けます。まだ幼い子供である場合には、両親の信仰を通して洗礼を受ける場合があります(幼児洗礼)。洗礼は一生で一回だけ受ければ良く、一般的には、幼児洗礼も正しい洗礼として認められます。

新約聖書で、洗礼者ヨハネは人々に悔い改めるように促しました。人々が自分が犯した悪いことに対して後悔していることや、神様に罪を赦していただけるように頼んでいることを示すために、ヨハネは水を用いました。
洗礼は、マタイ28:19のイエス様の命令に従って、父と子と聖霊の御名によって授けます。

だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、(マタイ28:19)

イエス・キリストは神様ですが、ご自身がヨハネから洗礼を受けられました。これは、人々が洗礼を受けるべきであることを自ら示すため、そして、罪の救いはただ父なる神様から来ることを示すためであると言われています。

そのとき、イエスが、ガリラヤからヨルダン川のヨハネのところへ来られた。彼から洗礼を受けるためである。(マタイ3:13)

現代においても、洗礼では一般的に水を用いています。洗礼槽と呼ばれる浅い水槽の中に入り全身を浸し、牧師の導きのもとに洗礼を受けます。洗礼槽がなかったり、病気などの理由で体を水に浸すことができない場合には、適礼といって頭に数滴の水をたらします。病床であったり水が用意できない場所では、水を使用せず牧師による按手のみで洗礼を行うこともあります。

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