解説
主に罪のあがないのために、神にささげられたささげもののこと。
旧約聖書では、通常、無傷の若い動物を殺していけにえとしてささげました。レビ記では、それぞれの場合にささげるべきいけにえが細かく規定されており、正しく守ってささげなければなりませんでした。(焼き尽くすささげもの、和解のささげもの、贖罪のささげもの、賠償のささげもの等)
新約聖書では、イエスが罪人のために、ただ一度いけにえとして死なれたので、もはや罪のためのいけにえは必要ではない、と語っています。
この方こそ、わたしたちの罪、いや、わたしたちの罪ばかりでなく、全世界の罪を償ういけにえです。(Ⅰヨハネ2:2)
ですので、現代では、礼拝においていけにえをささげることはありません。
もし、ささげるべきいけにえがあるとするならば、自分自身を主に喜ばれるいけにえとしてささげなさいと新約聖書に書かれています。
こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。(ローマ12:2)
つまり、自分自身の体はもちろんのこと、真心をもって礼拝をささげなさいということです。
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