主なる神様から恩恵や祝福として与えられたもの、能力のことをいいます。賜物は自分の欲望を満たしたり自己実現をするためではなく、主が望まれることをするために与えられます。人によって与えられる賜物は異なりますので、ある能力のことで他人と比較するのではなく、自分が与えられたものの中で精一杯に行うことを神様は喜ばれます。
人によって与えられた賜物が異なることは、神様が人間を差別しようとしているのではなく、むしろ、どの人も神様の前に公平であり神様がすべての人を尊く用いようとされていることの現れです。神様は目に見えるものや絶対的な数値で人を評価されることは決してなく、それぞれ与えられた賜物をどれだけ生かし忠実に行なったかによって評価されます。
人間的な価値観で見るならば、たとえば、2万円捧げる人よりも5万円捧げる人のほうが素晴らしいように思えるのですが、神様の基準では、5万円を元手に5万円稼いで5万円捧げた人よりも、1万円を元手に2万円稼いで2万円捧げた人のほうが、評価が高いことになります。つまり、多くの能力・才能があったり、裕福な状態にある人は、そうでない人よりももっと多く捧げることを要求されており責任は重いことになります。
賜物の種類
参照:ローマ12章、Ⅰコリント12章、エフェソ4章
★聖霊の賜物は、27個で、制限することはできません。
★聖霊の賜物は、生まれながらの才能ではありません。
★聖霊の賜物は、聖霊の実りとは異なります。
★聖霊の賜物は、クリスチャンの義務ではありません。
1. 教える賜物
2. 牧師職の賜物
3. 勧めの賜物
4. 行政の賜物
5. 信仰の賜物
6. 指導力の賜物
7. 福音伝道の賜物
8. 宣教の賜物
9. 使徒職の賜物
10. 知識の賜物
11. 知恵の賜物
12. 預言の賜物
13. 異言の賜物
14. 異言通訳の賜物
15. 奇跡の賜物
16. 癒しの賜物
17. 霊分別の賜物
18. 悪霊を追い出す賜物
19. 仕える賜物
20. 憐れみを施す賜物
21. 互いに助け合う賜物
22. 献金の賜物
23. 志願して自ら貧乏になる賜物
24. 執り成し祈りの賜物
25. 独身の賜物
26. 殉教の賜物
27. もてなしの賜物
賜物と義務の違い
クリスチャンによって持っている賜物はそれぞれ異なります。また、ある特別な賜物を持っている人は数名しかいません。しかし、義務はすべてのクリスチャンに与えられています。例えば、すべてのクリスチャンが伝道の賜物(Gift)をもらっているのではありません。しかし、イエス・キリストを伝えなければならない義務(Duty)、あるいは責任(Responsibility)はすべての人にあります。全ての人が病を癒す賜物を持っているわけではありませんが、病を患っている人のために祈らなければならない義務はあります。すべてのクリスチャンが執り成し祈りの賜物をいただいてはいませんが、他の人のために祈る義務があります。
賜物を見つける方法
賜物は神様が聖霊様を通して下さるプレゼントです。そのため私たちはもっと大きい賜物を受けるよう熱心に努め、自分が特定の賜物を受けたのかどうか確認する必要があります。
(1) 賜物の可能性を自ら探ってみて下さい。(Explore)
(2) 奉仕を通して賜物を試してみて下さい。(Experiment)
(3) 霊的に感じることを分析してみて下さい。(Examine)
(4) 効果的であるか評価して見なければなりません。(Evaluate)
(5) キリストの体である教会から認められることを期待しなければなりません。(Expect)
コメント