サマリヤ人

解説

サマリヤという名で知られるパレスチナの地域に住んでいた人、ないしは、その地域の出身者をさします。サマリヤ人は、混血のユダヤ人であり、彼らは、他のユダヤ人とは異なった仕方で神を礼拝しました。

ユダヤ人とサマリヤ人とは互いに憎しみ合っていました。それは、おそらく、彼らの礼拝の仕方が違う、ということが理由でした。イエスは、サマリヤ人に神について教えながら、サマリヤを通って旅をすることによって、他の人々を愛するようにサマリヤ人を愛していることを示されました。イエスは、「良いサマリヤ人」のたとえ話を語られました。大部分のユダヤ人は、サマリヤを避けて、旅をしましたが、イエスは、サマリヤを通って旅をされました。