たとえ

解説

特別の教訓ないしは真理を教える物語的な話のこと。イエスは、しばしば、大切な教訓を教えるために、たとえで話されました。

たとえを用いて話すのは、多くの人々は天の国に関することには子供のように無知であり、真実を語っても理解できないし、聞こうともしないからでした。たとえを用いて話すことで、人々の立場に立ってわかりやすく説明し、無学や無知であってもすべての人々が、天の国とそこにおられる主イエス・キリストを正しく知ることができるように教えられました。

弟子たちはイエスに近寄って、「なぜ、あの人たちにはたとえを用いてお話しになるのですか」と言った。イエスはお答えになった。「あなたがたには天の国の秘密を悟ることが許されているが、あの人たちには許されていないからである。持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。だから、彼らにはたとえを用いて話すのだ。見ても見ず、聞いても聞かず、理解できないからである。イザヤの預言は、彼らによって実現した。『あなたたちは聞くには聞くが、決して理解せず、/見るには見るが、決して認めない。この民の心は鈍り、/耳は遠くなり、/目は閉じてしまった。こうして、彼らは目で見ることなく、/耳で聞くことなく、/心で理解せず、悔い改めない。わたしは彼らをいやさない。』(マタイ13:10-15)

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