ゴスペルソング

解説

ゴスペル・ソングとは、黒人霊歌が近代化されたものであると言われています。黒人霊歌は、アメリカの農場で働く奴隷黒人達によって、苦しい現実から逃避、未来への自由と幸福の希望などが歌われた物です。

これは、音楽的にはアフリカ的要素とヨーロッパ的要素が融合され、5音音階を基調とした単純な音階、シンコペート(節分)されたリズム、躍動するビート感覚などの特徴がありました。この黒人霊歌は、ブルースの影響を受けたリズミカルな歌い方によって変化しはじめ、さらにジャズ的手法が取り入れられ、強烈なスイング感と活力でたくましく歌われるようになりました。これがゴスペル・ソングです。
音楽的な特徴よりは、歌われるその歌詞に特徴がはっきりと出ています。つまり、刹那的というよりは、魂の安息、平安と人生の問題、人権的目的、人類の希望、人生の意味と価値、真の喜び、聖書の教えなどが主要主題になっています。

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