イースター

解説

日本語では「復活祭」となり、イエス・キリストの復活を祝う日です。十字架にかかって亡くなり、3日後に甦られたイエス・キリストの復活をお祝いするものでイースターはクリスチャンにとって一番大切な行事です。

クリスマスは12月25日と定められていますが、イースターは年毎に日付が変わります。教会が各地に広がっていく過程で、それぞれの土地の暦に基づいてイースターが祝われたため、教会全体としてはイースターの日付にだいぶ違いができるようになりました。そこでやっと4世紀になってイースターの日付の決め方が統一されました。それによりますと、イースターは「春分(つまり3月21日頃)のあと、最初の満月の後に来る最初の日曜日」ということになっています。そうすると、イースターは3月22日から4月25日までの間のどこかの日曜日、しかもそれは毎年変わるということになります。
イエス・キリストの復活については「パウロの手紙」にその様子が記されています。

・・・・・すなわち、キリストが、・・・・わたしたちの罪のために死んだこと、 葬られたこと、また、・・・・三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。(Ⅰコリント15:3-8)

「そして、キリストが復活しなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお罪の中にあることになります。」(Ⅰコリント5:17)とある様に、復活ということは、クリスチャンの信仰の中心であるといえます。復活したイエス・キリストに出会った人は、新たな命の創造であり、命というものは神との結びつきの中でこそ生き、輝くということを表現しています。
復活信仰は、いわば再創造に対する信仰であるともいえます。復活のイエス・キリストに出会うことは、地上を生きたイエス・キリストの働きを受け継ぎ、それに参加することになります。

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