収穫感謝祭

解説

アメリカとカナダの祝日の一つ。アメリカでは毎年11月の第4木曜日、カナダでは毎年10月の第2月曜日であり、農作物の収穫を感謝して祝う日。17世紀の初め頃、イギリスの清教徒達がメイフラワー号に乗って自由の天地を求めて新大陸に上陸、食物を得るために苦労の日々を過ごす中で、秋の最初の農作物の収穫を記念したことに始まると言われています。

日本では、11月23日が「勤労感謝の日」です。「勤労感謝の日」について法律では、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」日として意義付けられています。しかし実際には、法律でうたわれているのとは大分かけ離れた過ごし方がなされているようです。これに似た日としてアメリカには「収穫感謝祭」があります。両者とも収穫の秋に祝われ、感謝するということにおいて共通しています。一見、同じような祝日に見えますが、決定的に違う点が一つあります。それはだれに対して感謝するのか、すなわち感謝の対象の違いです。「勤労感謝の日」はお父さん等人間に対して感謝するわけですが、「収穫感謝祭」の方は神に対して感謝をささげます。

あなたは、小麦の収穫の初穂の時に、七週祭を祝いなさい。年の終わりに、取り入れの祭りを祝いなさい。(出エジプト3:22)
七日間、主の選ばれる場所であなたの神、主のために祭りを行いなさい。あなたの神、主があなたの収穫と手の業をすべて祝福される。あなたはただそれを喜び祝うのである。(申命記16:15)

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